「体の感覚に従ってはいけない(22)」を読んでね。

余談。

見た目が9割の理由。

多くの人が、他人を見た目で判断してしまうのも、防衛本能に依存しています。
他者や野生動物が、自分にとって安全か否かを見極めるためには、「ステレオタイプの短絡思考」が必要と記載しました。

ただ、その思考も、無から有的に生みだされるわけではありません。
五感を通した何らかの情報入力がなければ、作り出すことはできない。

しかし、何でもいい、いうわけにはいかない。

1.瞬間的に情報を取ることができる
2.情報量が圧倒的に多い

ということが、絶対的な条件となります。

それに相応するのが、視覚です。

味覚、嗅覚、聴覚、触覚では、相手が武器や牙を持っているのか否かを、瞬時に判断することはできません。(武の達人になると、できるみたいだけど。)
1を叶えることは、不可能に近い。

かりに認識できたとしても、全体像を掴むことに大きな難儀が発生します。
香水の香りを嗅げたとしても、瓶の形はわかりません。
2は、いつまで経っても達成されません。

必然的に、視覚へ依存することとなります。

これが、人が他人を見た目で9割以上も判断してしまう要因になっているのです。(他にもあるよ)

続く。