まずは「体の感覚に従ってはいけない(12)」を読んでね。

日常生活において、誰もが体験する防衛本能由来の体の感覚は、200種類ほどに及びます。
この編で記載した通り、残念ながら、その多くは現代の生活に適していない、それどころか害悪以外の何者でないものばかりで占められています。

だから、人が人生を改善していくには、その防衛本能由来の体の感覚を

1・知識次元で知り
2・それらをリストアップし
3・環境圧力を併用した行動療法で (環境圧力とは、自分がそうせざるを得ない環境を創ること。無駄な寝転がりを防止するには、クッションやベッドを撤去し、硬いフローリング剥き出しにすればいい)
4・強制的に潰していく作業が

有効になります。

全ての種類に言及すると、読み手は飽きてしまうので、代表的なものを幾つか簡単に説明していきます。

1・ 記憶することを拒む
2・ 初体験を拒む
3・ 運動を避ける
4・ 食べ過ぎる
4・ 習慣化を避ける
5・ 一日中寝転がる
6・ 朝が来ても起きない
7・ 炭水化物と甘い物を好む
8・ タンパク質を避ける
9・ 野菜を避ける
10・ 深く考えず、ステレオタイプで短絡的に決めつける
11・ 姿勢を正すことができない
12・ エアコンに依存する
13・ 働かない
(他にも、誰もが日常で感じている体の感覚は、山ほどあるよ)

1・ 記憶することを拒む

体の感覚に従ってはいけない(12~21)を読んでね。

2・ 初体験を拒む

近代化される以前の外界は、
・ 野生動物から狩られる
・ 他人に殺される

といった危険に満ち溢れていました。

だから、初めての場所や人に出会う事は、死を意味する面があったのです。
そのため、防衛本能は初体験や初対面、初来場に対して、現代においても緊張や恐怖で反応します。
しかし、この社会でその否定的な感覚に従ってしまうと、学習や人脈、機会の獲得が不可能となり、人生は広がりをみせません。

3・ 運動を避ける

人類史は、食糧不足との戦いでした。(高度文明があったか否かといったオカルト的な話は別)
世界中に食糧が溢れかえるようになったのは、ここ数十年です。

ちなみに、現代において食糧不足問題は存在しません。
正しくは、食糧の分配機能不全だけが存在します。
最低でも毎日5万人が餓死していますが、日本では1日に1000万人分の食糧が残飯として廃棄されています。(2000万人という示唆もある)
量は、足りているのです。
行き届かないのです。

食糧が慢性的に足りていない時代に、運動を好んでいたならば、その人は、いち早くカロリー消費を補えなくなり、餓死してしまいます。
狩り以外のときは、不必要な行為に位置づける必要があったのです。
その防衛本能の名残で、人は運動を嫌っています。

しかし、その感覚に従ってしまうと、

・肥満による様々な疾患
・ 免疫の暴走による多岐に渡る罹患 (大半の病気って、炭水化物の摂取以外には、免疫の異常暴走が原因)
・ 脳の機能不全、廃用性萎縮の発症

に見舞われてしまいます

続く。