まずは、「ガン治療においてローカーボが注目されるだろう(2)」を読んでね。

余談。

ガン死亡率が跳ね上がった大きな因子として、「単純に長生きする人が増えた」ということが挙げられます。

明治時代の平均寿命は、40代前半。(出産時の死亡率が高かったこともあるけども)
ガンに罹る暇(?)は、ありません。
仮に発生したとしても、別の原因で死期を迎えます。

事実、日本のガン患者は、寿命の進展に一致するように比例して増えています。

高齢化すれば、ガンやアルツハイマーをはじめとした何らかの罹患に曝されややすくなるのは、当然の話しです。(もちろん人は、気をつければピンピンコロリになれる)

このことだけでも、ガンの発生要因を食の欧米化(動物性タンパク質摂取の増大)だけに求めるのは、非常に無理のある理解であることが認識できます。

もう一つ、食で人の寿命の長短が決まるというのであれば、動物性が日本人の命の長期化を促した、と断言してもそう矛盾はありません。
日本は、明治以降、一貫して食の欧米化が進んだのですから。

そういった意味を考慮すれば、

・食の欧米化=長寿命化=ガン死亡率の増加

という因果関係は、認められます。

しかし、世間一般においては、

・食の欧米化=ガン死亡率の増加

だけが、幅を利かせるに至っています。

続く。