まずは「歪曲された懐古主義として(6)」を読んでね。

人は、防衛本能上、常に他人を劣位に置くことで、自尊心の損傷を免れようとします。

自慢できれば、気持ちがいい。

これは、無意識のパワーゲームで優位に立ち、自尊心を守ることができた、という安心の信号だからです。

反対に、他人のそれを、延々と聴き続けることは難しい。

自尊心が劣位に位置づけられ、損壊してしまう、という不快さの代表である恐怖に駆られるからです。

「最近の若者批判」は、その心理構造に基づいています。